去年の事ですが、ちょっと思い出しましたので・・・。
友人が、原因の解らない症状が不安で、「PET」検査を受けてきたと言っていました。
「PET」検査の素晴らしい精度は解っているつもりですが、保険のきかない高額な検査
ですから、私などは、そう簡単に受けることが出来ません。
「PET」とは、CTやMRIに匹敵するような大型の診断機器で、細胞の状態や働き
(生理・機能診断)を調べて判断するそうです。
そのため、比較的小さな初期のがんを発見するのに優れ、しかもCTやMRIでは
判断が難しい腫瘍の良性・悪性の判断やリンパ節転移の確認などもできるようです。
小さながんでも、発見できるので、早期発見により早期治療が可能となり、費用も
抑えられるとはいっています。
しかし、極々小さながんらしきものが写しだされた友人は、小さ過ぎて、
がん化するかもわからない、もしかしたらしないかもしれないような、
小さなものなので、すぐに治療の必要がなく、しばらくは様子見になるようです。
しかし、その彼女曰く、「その間に、腫瘍はそのは場所に留まらず、どこかへ
転移してしまうかも知れず、がんを見失うかもしれない。
「PET」検査は、検査料が高額なので、度々受けるわけにもいかない。
逆に、不安を抱えてしまうので、極々小さながんらしきものが見つかった場合は、
不安になる分だけデメリットになる。」
と言っていたのを思い出しました。
「PET」について調べてみましたら、メリットがずらりと書いてありました。
・腫瘍の良性・悪性が判断できるので適切な治療法を選択できると、
しかし、小さすぎるものは、今良性でも、今後の不安は残るでしょうね。
・一度で全身の検査ができるので、転移・再発の有無と病巣の拡がりを一度で確認できる
・痛みや不快感がないので、だれでも気軽に検査できる、
でも高額だから誰でもって言う事には・・・^_^;
・着衣のままで検査できる。などでした。
この話を思い出したきっかけは、
『体内に注射すると、生きているがん細胞だけに取り込まれて蛍光を発する分子を開発した』と、
『「PET」や「MRI」に比べ、微小ながん細胞の検出精度が高く
胃や肺、乳がんなどの早期診断・治療が進むと期待されている』と
米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表されたとの記事でした。
東京大と米国立がん研究所(NCI)、オリンパスの研究チームによるものだそうです。
体内でがんが生じた際に、「抗体」が形成され、がん細胞に取り込まれた後、
たんぱく質の分解・再生を担う小器官「リソソーム」に運び込まれることに注目し、
リソソーム内は周囲と違って弱酸性なので、抗体と結合し、弱酸性の場合だけ蛍光を
発する分子を開発したとのことです。
東大大学院薬学系研究科の浦野泰照准教授と小林久隆NCI主任研究員により
開発されたとの事です。
がん患者は、内視鏡を使った検査や手術に、この蛍光分子を使えるので、
もしがん細胞が死んでしまうと、リソソームが弱酸性でなくなるので、
光らなくなり、治療効果が解るというわけです。
この研究開発で、このような素晴らしいメリットがあるのですね。これをきっかけに、
がん治療もどんどん進歩していってほしいです。
